成長できない自分がイヤになる…そんな時に思い出したい言葉「成長には○○○が必要」


みなさんは、成長しない自分に焦ったり、イライラした経験はあるでしょうか?

私はあります・・・

勉強や仕事、新しく何かを始めたときなど、

なかなか成績が上がらなかったり上達できなかったりしてもどかしかったり、悔しかったり、悲しかったり。

これまでに何度もこのような経験があります。

その中で、特に忘れられないエピソードがあるんです。

もしかしたら、いままさにこのような感覚を感じている方にとって何かしらのヒントになるかもしれません。

なので、今回はそのエピソードについて書いていきたいと思います。

これは心理学を学び始める前、私が海外に行ったときに語学学校で英語を学んでいたときのお話です。

語学学校に入って、最初にあるのがクラス分けのテスト。

ペーパーテストと簡単なスピーキングのテストを受けて、その結果でクラスが決まることになっていました。

私は、ペーパーテストの成績は良いけど、スピーキングが大の苦手

でも、テストでは先生とごくごく簡単な会話のやり取りをするだけだったので点数が良かった結果…高いレベルのクラスに入ることになってしまったんです。

クラスには「学校に来る必要ある?!」と思うくらいペラペラ英語を話せる生徒もいました。

でも、中にはペアを組んで会話の練習をするとき、私がペアだとわかるとため息をついたりイライラをあらわにするクラスメイトもいました。

(やさしいクラスメイトもいましたけどね!)

もちろん、そんな人に言い返すこともできず…

「悔しい!」という想いもあったけど、

「迷惑かけて申し訳ない」

「私はこのクラスにいない方がいい」

こっちの気持ちの方が強くて、

「学校行くの嫌だな…」

と思ってしまう日もありました。

そんなことを考えていたある日の朝、いつもより早く着いて先生とクラスで2人きりになりました。

「これはチャンス!!」

と思って、先生に前々から考えていたことを伝えることにしました。

「先生、私、下のクラスに移りたいんです。」

先生:「どうして?そんな必要ないよ。」

「でも…みんなよりレベルが低いのに、上達できてないし…」

先生:「なんで上達できてないか、理由はわかる?」

「…わかりません」

先生:「あなたはリスクを冒してないから上達してないんだよ。間違うのを怖がってるでしょ。思ったことを言ってみて。リスクを避けないで。話してみて。」

You are not taking risks.

本当に先生の言う通りでした。

間違えることが怖くて、そもそも発言するのを避けていました。

「伝わらなかったらどうしよう?」

「笑われたらどうしよう?」

そう思うと怖くて話せなくなってしまっていました。

話さなければスピーキング力は上がるはずないのに…

上達するのを諦めて、逃げようとしてしまっていたのでした。

私は不安な気持ちや恐怖に勝てず、成長するためのリスクを取ることができなくなっていました。

先生の言葉は大事なことに気づかせくれました。

「もっと英語を話せるようになるにはリスクを取らないと」

そこから、
小さなリスクを取ってみることをはじめました。

小さなリスクを取るルールを決めました。

ルール1:伝わらなくてもいいから言ってみる

ルール2:話しを聞いてくれる人を見つけて、とにかく話す機会を増やす

そこから…リスクを冒しつつ、たっくさん失敗しました。

言ってみたことが相手に伝わらなくて「もういいわ」会話を強制終了されちゃったり(笑)、発音が悪くて笑われたり・・・

それでも、先生からもらった言葉で、リスクを冒すことの大切さに気づくことが出来たおかげで、スピーキング力を伸ばすことができました。

そして、卒業前の皆の前でスピーチをするテストも無事合格することができました。

今でも、この言葉をくれた先生には本当に感謝しています。

このエピソードは一生忘れません。

”成長にはリスクがつきもの”

これは、なにかを学ぶとき、勉強をするときだけにあてはまる話ではありません。

どんなことでも、はじめからできる人はいませんよね。

最初はうまくいかない、できないのは当たり前で、失敗しながら少しずつ上達、成長していくものです。

失敗した分だけ成長できる、ともいいますよね。

だから、もしも今あなたが

「成長できない」

「上達できない」

と、もどかしさを感じているとしたら、成長できないワケはあなたに実力がないからとか、能力がないからとかではなくて、あなたが<リスクを冒していないから>だけのことかもしれません。

いまはあなたの中でリスクを冒して失敗することへの不安や、怖さが大きくなっていて、行動にブレーキをかけているかもしれません。

不安や怖れに勝てず、囚われてしまうのはとってももったいないこと。

せっかくの成長のチャンスを逃してしまうことになるからです。

でも、そうは言ってもやっぱり失敗するのはイヤだし、怖い

それでもやっぱりこの<成長にはリスクがつきもの>の言葉を忘れずに行動するためには、小さなリスクを取ってみることからはじめるのがカギです。

失敗するのが怖いという感じている気持ちを無視せずに、その気持ちと一緒に行動していくつもりで…

小さなリスクも、積み重ねていくうちに必ず経験値として蓄積されていきます。

その間にできることも増えて、自己肯定感が育まれていきます

やがて最初は一緒に行動していた不安や怖れの気持ちが消えていき、成長や上達あなたが望んでいた結果を手にすることに繋がるのです。

不安や怖れなど、ネガティブな気持ちを感じても、その気持ちに囚われずに行動することさえできれば、その気持ちも成長の糧になります

カウンセリングでは、このような不安や恐怖の気持ちを受け入れて成長するために、自分の中に安心感を育むステップをお伝えしています。

はじめてのこと、新しいことを体験をすること自体も、リスクを冒すことのひとつです。

つまり成長できるチャンス!ということです。

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