生きづらさ解消への道。【手放したい思考その2:白黒思考】

 

私たちが日々を生きている中で、

「生きづらさ」を感じてしまう要因になりがちな、

”考え方”について紹介しています。

 

前回の記事はこちら・・・生きづらさ解消への道。【手放したい思考その1:思い込み】

 

 

今回はその2つ目、「白黒思考」についてです。

これは0・100思考とも呼ばれます。

 

 

意味合いとしては、

白か黒のどちらかしか許せなくて、グレーは認められない。

ゼロか100のどちらかしか認められなくて、1~99まではダメ、と捉える考え方です。

 

選択肢が極端な2択しかないということです。

どちらか一方でなければ許せない、納得できない。

そんな気持ちがとても強いんですよね。

 

「このくらいでいいか~」

「こういうこともあるよね」

こんな、曖昧な結論には納得ができないということです。

 

 

わかりやすい例を一つあげてみますね。

 

テストを受けたら、100点満点中85点でした。

そんなとき、

白黒思考が強いと、”100点ではなかった自分”は認められません

【100点じゃなきゃダメ】だと考えてしまいます。

 

例え、平均点以上だったとしても、

合格点を超えていたとしても、喜べません。

【100点ではなかった】ことに囚われて納得できないので、

頑張った自分を褒めたり、認めることができません。

 

結果、どんなに頑張っても自己肯定感を育むことはできません・・・

 

 

続けて、例をもう一つ見ていきましょう。

立てていた目標に到達することができませんでした。

そんなとき、

白黒思考が強いと、目標を達成できなかった=ダメだ

と考えてしまいます。

 

結果が出るまで目標を立てて一生懸命頑張ったとしても、

その頑張りを顧みることはせず、

【目標を達成できなかった】ことに囚われてしまうからです。

 

 

「一生懸命頑張ったけど、目標に届かないこともある」

「試行錯誤して、チームのきずなが深まったし、結果的にはよかった」

こんなふうに、

たとえ目標は達成できなかったとしても、

学んだことや得たものがたくさんあるはずで、

結果が全てではないはずなんです。

 

でも、白黒思考が強いと、そのことに気づくことができません

 

これでは、一緒に頑張ったチームメンバーと頑張りを労い合うこともできません。

あなたが苦しくなるだけでなく、

その後の人間関係が悪化してしまう可能性だってあるのです・・・

 

 

例を見て、どのように感じられましたか?

 

「白黒思考を持っていると、とても苦しくなってしまうな・・・」

と思いませんか?

 

極端な2択にこだわってしまうことが原因で、

見落としてしまうことがたくさんあることがわかりますよね。

 

 

「白黒思考、0・100思考はダメ!」

そう言いたいのではありません。

「ダメ」か「良い」かの2択で考えることも、白黒思考ですね。

 

言いたいのは、

”白黒思考は、持っているとあなたを苦しめてしまう思考だよ”

と気づいてほしい、ということです。



選択肢は

”白と黒”や”0と100”など、2択だけじゃない。

このことに気づく機会を増やせると、

とても気持ちが楽になっていくはずです。

 



 

「色には白と黒以外にグレーもあるし、他にも色はたくさんある。いろんな色があっていい。」

「85点だった。満点を取ることがすべてじゃない。頑張ったことに意義がある。」

 

 

”白黒思考”➡”カラフル思考”へ。

”0・100思考”➡”0~100までOK思考”へ。(ちょっと名前が長いですね・・・笑)

ちょっとずつ、シフトできるといいですね。

 

 

とっても大切なことなので、もう一度言いますね。

「白黒思考をしてはいけない」と思う必要はありません。

白黒思考は、あなたの敵ではありません。

 

「これって、ちょっと極端に考えちゃってるのかも?」

こんなふうに気づける瞬間が訪れたら、チャンスです!

気づけば気づくほど、楽になっていくのを感じられるはずです。

 

強い白黒思考は手放して、

カラフル思考にシフトしていけるといいですね。

思考を変えると、人生もよりカラフルになるはずです♪

 

「手放したいけど、どうしていいかわからない・・・」

そんな方は、お試しカウンセリングでご相談ください。

一緒にカラフルな人生へのシフトチェンジに取り組みましょう♪