私たちが日々を生きている中で、
「生きづらさ」を感じてしまう要因になりがちな、
”考え方”について紹介しています。
今回は3つ目【完璧主義】についてです。
以前の記事はこちら・・・
完璧主義とは、
文字通り【どんなことでも”完璧”を目指したいという主義】だということ。
完璧でないと気が済まないという考え方のことです。
白黒思考と似ている部分がありますね。
では、完璧主義の思考が強いと、なぜ生きづらくなるのでしょう?
答えは「なんでも完璧にする」のは、無理ゲーだからです・・・
完璧主義の傾向が強いと、
勉強、仕事、日常生活、人間関係など、
様々な場面で知らず知らずに”完璧”を目指してしまいます。
でも・・・
どんなに努力をしたとしても、練習したとしても、
全ての状況をコントロールできるわけではないので、
どうしても”完璧”にはできないことがありますよね?
そう思いませんか?
そう。
よくよく考えてみるとわかることなのですが、
直面しているときには、このことがわからなくなってしまうんですよね。
例えば、
完璧主義の人がテストを受けたとしましょう。
みんなは65点を取って満足しているテスト。
でも、ある完璧主義の人は95点だったのに満足できない。
「100点じゃなかった・・・ダメだ」と思ってしまいます。
そして、100点を取れなかった自分のことを責めて、落ち込みます。
これでは自己肯定感が下がってしまいます。
あるいは、
100点を取れなかったことを他人のせいにして、
その人を責めてしまう、こともあり得ます。
「テスト中にあの人がうるさかったからだ」とか
「勉強していた時に弟が邪魔したから・・・」とか。
これでは、周りの人間関係に悪影響が出る可能性があります。
いずれにしても、状況が良くなっているとは考えにくいですよね。
では、どうしたらよいのでしょうか?
肝心なのは、”完璧にやる”ことだけにフォーカスしないことです。
結果が完璧ではなかったとしても、
結果が出るまでに自分が頑張ったことが必ずあるはずです。
その、”結果が出るまでに得られたこと”に注目できるようになると、
結果だけにとらわれることなく、成長できるようになります。
とても、素敵なことだと思いませんか??
毎回お伝えしていることですが、
【完璧主義】はダメ!と言いたいわけではありません。
【完璧主義】は持っていることで、
自分が苦しくなってしまう可能性があると思考だと知っておくことが大切なんです。
そして、実際に「今、完璧主義が出てるかも?!」と気づけたら、
そう気づくまでのことを振り返り、自分が得られたことがないか確認してみましょう。
きっと、たくさんの気づきがあるはずですよ。
そして、気づいた自分をしっかりと褒めることも忘れないでくださいね!
【完璧主義】から【”完璧”にとらわれずに成長する主義】のあなたへ。
いまこそ、カウンセリングにもチャレンジして変化を起こしてみませんか?
いつでもお待ちしています。