日頃から人と話をしていて、
言われた一言がグサッと心に刺さったり、
ある一言が気になって、どうしても頭から離れなくなったことはありますか？
「そんなこと、気にすることないよね」
「忘れるのが一番だよね」
自分にそう言い聞かせても、どうしてもその言葉を思い出してしまう・・・
その嫌な気持ちは、見て見ぬふりを続けると、
逆にあなたの心に張り付いて、離れなくなってしまいます。
その人を見るたびに嫌な気持ちが湧いてきて、
大きなストレスとなってしまいます・・・
そんな状態にならない為に、おすすめの対処法があります。
その3ステップを早速ご紹介します。
人から言われたことに傷つかない為の対処法 3STEP
STEP１ その時に自分で感じたことを全て認める
例えば、なにかを言われて傷ついたと感じたなら、
「私は、○○と言われて傷ついた。」
「私は、○○と言われて悲しい気持ちになった。」
感じたことを全て、ひとつ残らず認めましょう。
STEP２ 感じたこと全てを自分で受け止める
「そうだよね。○○って言われたら傷つくよね。」
「そんなこと言われたら、悲しくなるはずだよね。」
こんな風に、感じたことを全てを受け止めます。
この時、
「傷つくようじゃダメだ。」
「悲しくなるなんて、そんなんじゃ弱い。」
こんな風に自分を否定する必要はありません。
どんなことでも、全て受け止めて大丈夫です。
十分にSTEP1・2を行ってはじめて、STEP3に進めます。
STEP3 出来事の捉え方を変える
「じゃあ、この傷ついた出来事から学べることはなんだろう？」
ここで、あなたの身に起きた、
”人の言葉に傷ついた”という出来事を、
傷を癒したうえでで、
自分の力で”なにかを学ぶ機会”に変えていきます。
起こった出来事の捉え方を変えることで、
傷ついた経験を、辛い記憶として残すのではなく、
貴重な学びの機会に変えられるということです！
具体的な場面で考えてみると・・・
具体的な例をみてみましょう。
出来事①：「あなたって仕事が遅いよね」と言われた
STEP1➡「仕事が遅いって言われて、私は傷ついた。悲しくなって、悔しさも感じた。」
STEP2➡「そうだよね。傷つくよね。そりゃ、悲しくもなるし、悔しいに決まってる。」
STEP3➡「仕事が遅いんだとしたら、どうしたら効率よくできるか考えてみようかな。」
出来事②：自分が考えていることを話したら「そんな考えありえない。」と否定された
STEP1➡「自分の考えを言ったら、否定されてつらい気持ちになった。」
「言わなければよかったと後悔した。」
STEP2➡「否定されると、辛いよね。」
「言わなければ否定されなかった、傷つかなくて済んだかも、と思うのも無理はないよね。」
STEP1➡「考えを言うことは悪いことじゃない。伝え方を工夫すれば良かったのかもしれない。」
「次の機会に活かせるかもしれないから、原因を探してみよう。」
この中で、特に重要なのがSTEP1とSTEP2です。
なぜだと思いますか？
理由は、STEP1とSTEP2で、
”心の傷を治す”ことが重要だからです。
例えば、指に切り傷ができたときのことを思い出してください。
薬を塗ったり、絆創膏を貼ったりしてその傷を治しますね。
心が傷ついた時も同じ、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
まずは心の傷を治すことが大切なのです。
心の傷を治すときの薬になり、絆創膏になるのが、
”認めて”、”受け止める”の2ステップ、ということです！
まとめ
対処法を聞いてみて、いかがでしたか？
言われた言葉を消すことはできないので、
その”言葉の捉え方”を変えていく。
あなた次第で変えられます！
ぜひ、対処法を試してみてください。
諦めずに繰り返して、コツをつかむと、人からの言葉が怖くなくなります。
そして、言われたことを成長の材料に変えていけるようになります。
「今まで嫌なことを言われたら、忘れようとばかりしていた・・・」
「いろいろ試してきたけど、どれも上手くいかない・・・」
そんな風に感じている方は、
カウンセリングでお話を聞きながら、
あなたに合った対処法を一緒に見つけていきましょう。
対処法を身につけて、
他人の言葉に傷つきそうになっても、
自分で心をととのえられるあなたに変わりましょう！
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松実 沙和（まつみ さわ）
