心の底に安心感が必要なワケ
こんにちは。
カウンセラーの松実 沙和です。
以前に
アダルトチルドレンの方は
心の底に安心感がないことが
いまの生きづらさを感じる原因になっている、
とお伝えしました。
以前の記事はこちら・・・
【アダルトチルドレン】生きづらい理由は〇〇がないから。
（ありがたいことに、
こちらの記事は
たくさんの方に
読んでいただいています。
ありがとうございます！）
私たちは
心の底に安心感がないと
いつも不安に包まれて
人生が不安モードになってしまい
「私は私でいていい」と感じることが
出来ません。
なにかを選択するとき
なにかを言ったり、主張するとき
人と関わるとき
など
さまざまな大事な場面で
不安が先に立ってしまいます。
なぜなら
心の底に安心感ないと
自分で自分を信じるチカラを
手に入れるのも難しいからです。
この
自分で自分を信じるチカラがない状態
これこそまさに
自信がないという状態です。
過去の記事はこちら・・・
これでもう「自信がない」にとらわれない。知っておきたい真の”自信”とは？！
自分で自分を信じるチカラを
持っていないと
他人からの視線や評価、
他人からどう思われているのか？
にとても敏感になります。
それに加えて
他人の言葉を鵜呑みにしてしまいやすくなります。
つまり
誰かから言われた言葉を
そのまま受け取ってしまいがちになる
ということです。
そして
自分で自分を信じるチカラがないと
自分が持っている価値にも気づきにくくなります。
すると…
【誰かに自分の価値を決めさせてしまう】
ということが起こってしまうんです。
具体的な例をあげて見てみましょう。
誰かに自分の価値を決めさせてしまう？！
ここに
ＡさんとＢさんという方がいます。
【Ａさん】
ある日、Ａさんは仕事でミスをしてしまいました。
ミスが発覚して
「なんでこんなミスするんだ？！」
上司に叱責されました。
（ミスが出ないよういつも気を付けてたのになんで…）
そう思いながら何度も謝りました。
上司の怒りはなかなか収まりません。
「おまえはなんてダメな奴なんだ！」
「使えないやつだ！」
「こんなミスするなんて！」
ミスが起こったことは
まぎれもない事実。
申し訳ない気持ち
悲しい気持ち
情けない気持ち
悔しい気持ち
を感じながら
何度も上司に謝りました。
叱責がしばらく続いた後
「もういい！」
「もう絶対に同じミスは起こすな！」
そう言われて
自席に戻ったＡさん。
ミスを起こしてしまったこと
そして
叱責されたこと
どちらもとてもショックでした。
「ダメな奴」
「使えない奴」
と言われて傷つきました。
落ち込みました。
そこまで言わなくても…と思う気持ちもありました。
でも・・・
Ａさんは自分で自分を信じるチカラを持っていました。
だから
「ダメな奴」
「使えない奴」
と言われて傷付きましたが、
「その言葉は事実ではない」ということも知っていました。
今回はミスをしてしまった。
でも、私はダメな奴、使えない奴なんかじゃない。
そう心の奥深くで
自分で自分の価値を決めることができていたのです。
だから
「もう同じミスは絶対起こさない！」
そう強く決意して、
ミスが起きないようにする為の方法を
考えることにしました。
【Ｂさん】
一方のＢさん。
ある日、Ｂさんが仕事でミスをしてしまいました。
「なんでこんなミスするんだ？！」
上司に叱責されました。
（ミスが出ないよういつも気を付けてたのになんで…）
そう思いながら何度も謝りました。
上司の怒りはなかなか収まりません。
「おまえはなんてダメな奴なんだ！」
「使えないやつだ！」
「こんなミスするなんて！」
ミスが起こったことは
まぎれもない事実。
申し訳ない気持ち
悲しい気持ち
情けない気持ち
悔しい気持ち
を感じながら
何度も上司に謝りました。
叱責がしばらく続いた後
「もういい！」
「もう絶対に同じミスは起こすな！」
そう言われて
自席に戻ったＢさん。
ミスを起こしてしまったこと
そして
叱責されたこと
どちらもとてもショックでした。
「ダメな奴」
「使えない奴」
と言われて傷つきました。
落ち込みました。
そこまで言わなくても…と思う気持ちもありました。
このとき
Ｂさんはまだ
自分で自分を信じるチカラを持っていませんでした。
すると・・・
上司から言われたという言葉
「ダメな奴」
「使えない奴」
この言葉を鵜呑みにしてしまいます。
そして思い始めました。
「私ってやっぱりダメな奴なんだ…」
「使えない奴なんだ…」
Ｂさんは上司に自分の価値を決めさせてしまったのです。
いつもいつも
ミスを繰り返しているわけじゃないのに。
一生懸命仕事をしていているのに。
ミスをした＝ダメな人間だ
という式は成り立たないのに。
自分で自分を信じるチカラを持っていなかったので
自分で自分の価値を決めることができなかったのです。
その後は
「また同じミスをしてしまったらどうしよう…」
といつでも不安な気持ちにさいなまれてしまうようになりました。
他の上司や同僚、後輩にも
「ダメな奴だと言われたらどうしよう」
と気になって怖くなり
Ｂさんらしく働くことが難しくなってしまいました。
ここまで
ＡさんとＢさんの例を見て、どんなことを感じましたか？
自分で自分を信じるチカラを持っていたＡさん
まだ自分で自分を信じるチカラを持っていなかったＢさん
同じ状況で
同じ言葉を言われた2人。
でも
自分で自分を信じるチカラを
持っているかどうか？
さらに
自分で自分の価値を決められるか
他人に価値を決めさせてしまうか
で、その後が大きく変わってくることが
わかっていただけたのではないでしょうか？
自分の価値は自分で決めよう！
他人が私たちをどう評価するか？
はコントロールできません。
それに
他人が私たちに対して発する言葉
もコントロールできません。
言葉 というのは
私たちが感じたことや
思ったことを
表明するためのツールです。
だから誰かがあなたに対してなにか言ったとしても
それは【その人が思ったこと】
というだけであって
事実ではありません。
それなのに
誰かがあなたのことを悪く言ったとして
その言葉をそのまま鵜呑みにしてしまったら
その言葉を発した人にあなたの価値を決めさせてしまうことになってしまいます。
例えば誰かが
「お前はダメな奴だ！」
といったとしても
それはその言葉を発した人があなたに対して感じたことを表明しただけであって
＜あなたがダメな奴＝事実＞
この式が成立することにはなりません。
他にも
仕事ができないやつ
おもしろくないやつ
ウザイやつ
気持ちやつ
誰かに対してこんな言葉を発する人はいますが、
それは事実なのかというと・・・？
違いますよね！
ただ、その言葉を発した人がそう感じた
ただそれだけなわけです。
もうひとつお聞きします。
あなたに対してそのような言葉を発してくる人、
その人はあなたにとって大切な人でしょうか？
違うはずです！！！！！
あなたにそんな言葉を言う人は、
あなたにとって大切な人ではないはず。
それなら
その人にあなたの価値を決めさせてしまうのはやめましょう。
繰り返しになりますが
私たち一人一人に対して
誰が、なにを感じるか？を
コントロールすることはできません。
何を言ってくるかも
コントロールすることはできません。
でも、
私たちが誰かから何かを言われたときに
その言葉を事実として受け止める？
それとも
ただの1人の人が感じたことや
思ったことを
言葉として言っただけ
と捉える？
ここのところは
私たちが選ぶことができるんです！
他人が感じることも
他人が発する言葉も
変えられない。
だから
私たちの方が変わってしまいましょう！
他人が言った言葉の捉え方を変えましょう！
他人の言葉を鵜呑みにせずに
自分の価値は自分で決める。
他人に決めさせてしまうのはやめる。
一緒に
いま
そう決めましょう！
だって
誰が何と言おうと
あなたはあなたで素晴らしいんですから！
このことも覚えておいてほしいです^^
心を安心感で満たして
自分で自分を信じるチカラを手に入れると
自分の価値を自分で決められるあなたになって
この後の人生にも変化を起こすことができます。
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松実 沙和（まつみ さわ）
