Happier Dayz LAB.

悩みが次々出てくる…

持っている悩み、は人それぞれ。

あの人と仕事をするとどうしてもイライラしてしまう

私だって忙しいのに家族が家事に協力してくれない

頑張っているのに、仕事がなかなかうまくいかない

転職したいけど、勇気がなくてできない

例を挙げるとキリがない…

どんなことでも、悩みの種になりえますよね。

中には、悩みが次々と浮かんで来て、どれが悩みなんだかもわからなくなって、不安に包まれてしまう…

そんな方もいるかもしれません。

そんな状態になるまえに、あなたを助ける考え方があります。

それは

“悩みを分ける”

という考え方です。

では、どうやって”分ける”のか？というと

悩みを

【コントロールできる】か

【コントロールできない】か
　
で分けるんです。

悩みには種類がある

最初に見たように、一口に”悩み”と言ってもいろいろな種類がありますよね。

その悩みを分けてみると、コントロールできるものとできないものがあるんです。

そしてもし、いま悩んでいることがあなたがコントロールできないことだったとしたなら、そのままそのことで悩み続けても状況を変えることはできないということ。

コントロールできないことは、残念ながらあなたがどんなに頑張ってもできない！のです。

そのことに気づかずに

「なんであぁなんだろうか？」

「どうしてこうなるんだろうか？」

と考え続けてしまうと

あなたの大切なエネルギーと時間が無駄になってしまう…

とってももったいない、と思いませんか？

そんなもったいない時間やエネルギーの使い方を、あなたにはしてほしくありません。

悩みの分け方

では、悩みの分け方を具体的に見ていきましょう。

まずはひとつめの例です。

「あの人って、なんであんなに失礼なことばっかり言うの？！」

「もっと違う言い方できないの？」

あなたが誰かに対してそう思ったとします。

イライラして、怒りがこみ上げたり、悲しくなることもあるかもしれません。

そして、その人のことが頭から離れない状態が続くと、その人の存在や発言が悩みの種になってしまう可能性があります。

ではここで、悩みを分けてみましょう。

悩みを分けるために、ひとつ質問をします。

あなたが相手の人をコントロールすることはできるでしょうか？

答えは…　NOです。

たとえあなたがどんなに強く「変わってほしい！」と願ったとしても

あなたが直接その人に

「失礼なこと言わないで！」

「もっと違う言い方をして！」

「変わってほしい！」

と相手に伝えたとしても、実際に相手が変わるかどうかはわかりません。

変わるかどうかは相手次第で、あなたにはコントロールできない、ということです。

つづいて、ふたつめの例です。

「あの時あっちの道を選んでいれば…」

「もしあの時あの人と結婚していたら…」

こんな風に過去を思い出して、自分の選択を疑ったり、選択を後悔したりする。

悲しい気持ちになったり、どうしてこんなことになっちゃったんだろう、と落ち込んだり。

その状態が続いてしまうと、それが悩みになってしまうことがあります。

そこで、悩みを分けます。

悩みを分けるために、またひとつ質問をしますね。

あなたは過去の出来事を変えることはできるでしょうか？

答えは…　これもNOです。

過去に起きた出来事そのものは誰にもコントロールできません。

どんなに頑張っても、どんなに強く願っても、この世に生きている人誰一人として過去の出来事を変えることはできないですね。

他人、そして過去の出来事そのものはコントロールできないということです。

悩みを分けてみると、他にもコントロールできないけど悩んでしまうことが実はたくさんあります。

だから、これからは悩んだり、不安になったりしたときはまず、その悩みや不安の対象が自分でコントロールできることなのかどうか？を見極めてみてください。

悩みを分ける、という考え方を身に着けておくと、悩みに包まれてしまうのを防げます。

悩みに包まれて苦しくなる前に、自分で自分を救うことができるようになるのです。

まとめ

ここまで見ていただいて、いかがでしたか？

悩みを分ける考え方、イメージは湧きましたか？

「悩みを分けることが出来たとして、その次はどうしたらいいの？」

そう思った方もいるかもしれません。

最後に、その点についてもお伝えしますね。

悩みを分けて、次にやることは、

コントロールできることにフォーカスすることです。

例えば

ひとつ目の例なら

他人は変えられない、でも自分自身はコントロールできます。

いまは、誰かが失礼なことを言って来たときにイライラする自分。

この自分を変えることはできるわけです。

例えば、相手は変えられないので「あぁ～、また失礼なこと言ってる」とコントロールすることは諦める。

そしてその相手に反応しない自分に変わる。

この”コントロールできることにフォーカスすること”がとても大きな意味を持ちます。

ふたつ目の例なら、過去の出来事そのものは変えられなくても、あなたの中での過去の出来事の”捉え方”を変えることはできます。

・あの時こっちを選択したからこそ、得られたことや経験

・あの時あの人と結婚していないから、いま得られているもの。

過去の出来事、その選択があったからこそ得られたものが必ずあるはずです。

そのことに気づけると、あなたの中の過去の出来事の捉え方が変わります。

こっちの選択も悪いことばっかりじゃなかった、と。

そして、もっといまの選択をしたことで得られた幸せや受けている恩恵を探していくのです。

そうすれば、過去を悔いることよりも、今の幸せをかみしめることができるようになります。

過去の出来事の捉え方、そして向き合い方はコントロールできるのです。

このようにコントロールできることにフォーカスするくせを付けていくわけです。

すると何が起こるかというと…

コントロールできることにフォーカスする思考回路があなたの頭の中に出来上がります。

脳はとても単純で、同じ思考回路を使えば使うほど強化されます。

だから、”コントロールできることにフォーカスする”を繰り返せば繰り返すほど、そのときに使われる脳の思考回路が強化されて、やがて自動的にそれができるように変化していくことになります。

そうなると、コントロールできないことに悩む時間がどんどん少なくなって、あなたの大切な時間やエネルギーを無駄にしなくて済む！という素敵な変化が起こります。

悩むこと、それ自体は悪いことではありません。

むしろ悩んだことで大事なことがわかる、ということもたくさんあります。

だからこそ、悩むならより良く悩みたいですよね。

これからは、なにか悩みがでてきたときはそれはあなたがコントロールできることなのか、そうでないのかを見極めるくせを付けましょう。

あなたの大切な時間、エネルギーを無駄にせず、さらに脳も活用して、もっと充実した時間を過ごせるようになりましょう。