Happier Dayz LAB.

「私はACじゃないはずなのに」

こんにちは。

カウンセラーの松実沙和です。

あなたは

「私、アダルトチルドレン（AC）だ」

と感じることはありますか？

もしかしたら、そのように感じながら情報を探してこのページにたどり着いたのかもしれませんね。

そしてなかには

ACについていろいろな情報を見ていると

自分に当てはまることが多くて、

「私ってACなんだ」と感じながらも

疑問を抱いている方もいるかもしれません。

例えばこんな風に。

「私は子どもの時にものすごくツラい思いをしたわけじゃない。それなのにどうして？」

「虐待されたり、ネグレクトをされたわけじゃない。私の親は世間一般で言われる毒親といわれるほどじゃない。それなのにどうして？」

一見、普通の一般的な家庭で育ってきた。

いまも親との関係性が悪いわけではない。

だけど、アダルトチルドレンの特徴に当てはまっていて

いま生きづらさを感じている。

実はこのように感じている方はたくさんいます。

このような状況にいる方を”隠れアダルトチルドレン（隠れAC）”と呼んでいます。

そして、隠れACの方が決まって持っているものがあります。

それが”隠れトラウマ”です。

隠れトラウマ？

トラウマと聞いて

あなたの中に思い浮かぶことはどんなことでしょう？

例えば・・・

・悲惨な事故

・壮絶ないじめ体験

・大切な人を失った経験など・・・

思い浮かんだのは人生を揺るがすレベルの出来事ではなかったでしょうか？

でも

そこまで大きな、衝撃的な出来事ではなくても

トラウマになる可能性はあるんです。

あることがその人ののちの人生になにかしらの影響を及ぼしていたり、時間が経っても心の傷として残っているのだとしたら、それはその人本人にとってはトラウマ、といえるわけです。

それがもし本人はトラウマだと認識していないけれど、実は人生に影響を与えていることなのだとしたら、それは”隠れトラウマ”です。

隠れトラウマは、文字通り”隠れて”いるので、本人も見つけることができなくて、見過ごされたまま気づかないままになることがあります。

その隠れトラウマが密かな原因になって、大人になってから生きづらさを感じる”隠れAC”になる、という流れに繋がっていることがあるのです。

トラウマになりえるのはどんなこと？

どんなことでもトラウマになりえる

そうお伝えしましたが、

具体的には、どんなことがトラウマになりえるのでしょう？

それは例えば・・・

子どもの頃の記憶の中にある

あのとき誰かに言われた言葉

聞こえてきた言葉

あのとき誰かにされたこと


あのときとられた態度


あのときの出来事、経験したことそのもの

このようなことです。

そして、そこには必ずなんらかの感情が紐づいているはずです。

ツラい


悲しい


寂しい・・・

出来事は感情と対で、トラウマになります。

そして、そのことに本人が気づいていないのなら、それは”隠れトラウマ”です。

どんなことに対して、なにを感じるか

これは人それぞれ違います。

同じことが起きても、ある人は何も感じない。

でも、ある人にとってはトラウマになる

ということはよくあることです。

つまり・・・

その人次第でどんなことでもトラウマになりえるということです。

特に子どもの頃の私たちは純粋で、ストレートに感情を感じます。

そして、感じたことはその子の潜在意識に刻まれます。

大人になってから、子どもの頃の記憶が蘇ってくることがありますよね。

潜在意識に刻まれた記憶の中には、もちろん、嬉しい、楽しい記憶もあるでしょう。

同時に、悲しい、ツラい、寂しいといった感情とともに残っている出来事の記憶も潜在意識に刻まれています。

ネガティブな記憶が蘇ってきたとき、子どもの自分が感じたツラさや悲しさを「もう過去のことだから」と見て見ぬふりをしていたり、大人の自分として思考の力でかき消そうとしがちです。

でも、それではその記憶とともに感じたネガティブな感情は潜在意識に刻まれたまま、残ってしまいます。

そのことが気づかないうちに影響を及ぼしていて、アダルトチルドレンの特徴に当てはまる”生きづらさ”を感じるようになります。

それが隠れＡＣになることに繋がるのです。

まとめ

いかがでしたか？

隠れトラウマについて書きましたが

なにも「私にもトラウマがあるの？！」とあなたを不安にさせたいわけではないんです。

いまあなたが生きづらいと感じているなら

そこには理由があるはず。

そして、その理由の一つになりえるのがこの隠れトラウマです。

トラウマ、とは心の傷のこと。

そして、誰でも持ちうるもの。

このことを知っておいてほしいんです。

なぜなら・・・

知らなければ、見つけられないし対処もできないからです。

指に切り傷が出来たら、薬を塗ったり絆創膏を貼って治療しますよね。

心に傷があるなら、その傷にも手当てが必要です。

でも心に傷があるかどうかは、外からはわかりません。

ましてや隠れトラウマがあるかどうかは自分だけではなかなかわかりません。

自分自身や、過去の出来事を見つめ直すのは勇気がいります。

でも、なにもしなければ今の状況は変わりません。

それに、一人だけで頑張る必要はありません。

誰かに助けをもとめることで解消できる隠れトラウマもあります。

隠れトラウマ

そして

隠れアダルトチルドレン

もし心当たりがあるなら、いまこそ一緒に隠れトラウマを見つけて生きづらさから抜け出しましょう。