ヤサシイアシタラボ

”自分のことがわからない”？

こんにちは。

カウンセラーの松実沙和です。

「自分で自分のことがわからない」

こんな風に感じたことはあるでしょうか？

実はアダルトチルドレンの気質がある方の中には

自分で自分がわからなかったり

自分が自分ではないように感じたり

”自分がどんな人なのか？”がわからない

このように感じている方が多くいます。

・・・どうして？

そのように感じることが続くと

不安が募るはずです…

では、このように感じてしまうのはどうしてなのでしょう？

その理由は・・・

「私は私でいていい」

そう思えていないからです。

なにが好きでなにが嫌い？

なにを良いと感じて

なにが良くないと感じる？

どうしたい？

イヤだと感じることはどんなこと？

など

どんなことに対しても

本当は

あなたにはあなただけの

感じ方があっていい。

考え方があっていい。

あなたが選んでいい。

あなたは”あなた”という一人の人で

あなたはあなたでいていい。

なのに

そう思うことが難しくなってしまっていると

自分のことがわからないと感じてしまうようになります。

こんなことはありませんでしたか？

例えば

小さい頃に

自分の気持ちを表現したら怒られた

または否定された

このような経験をしたことはないでしょうか？

痛い

悲しい

辛い

という気持ちを感じて泣いたとき。

「どうして泣くの？！」

「泣くんじゃない」

「いつまでもうるさいよ！」

感じてはいけない感情はありません。

表現してはいけない感情もありません。

なのに

まったく気持ちを受け止めてもらえずに

感情を表現したことを怒られたり

否定されたとしたら・・・

（泣くのはダメなことなの？）

（なにかを感じても表現しちゃいけないの？）

（いつも我慢しなきゃいけないの？）

このように思ってしまうのは当然ですよね。

または

自分でなにかをやろうとしたら止められた

怒られた

子どもたちは

いろんなことに興味を持って

好奇心がいっぱいで

大人がやっていることを自分でやってみたい！

そう思うものですよね。

その気持ちに正直に従って

例えば、お母さんのマネをして

料理道具を触ろうとしたら…

「なにやってるの！」

「やめなさい！」

「一人でおとなしくしてなさい！」

こんなふうに行動を止められて

さらに怒鳴られてしまったり…

このようなときも

「やりたいことをやるのはダメなの？」

「私はいつも静かにしていなきゃいけないの？」

「お母さんは私のこと嫌いなの？」

こんな風に感じてしまう結果に繋がります。

2つの例以外にも

様々な場面で

感じたことや

自分が取った行動に対して

巨大なNOを突きつけられる経験が重なると

のちのち

自分が感じることや

行動がいつも間違っているような気持ちになって

やがて自分がわからなくなる。

「自分は自分でいていい」と思えなくなる。

という状態に繋がってしまうことが多くあるのです。

わからないのにはちゃんとワケがある

ご両親の味方をするわけではないですが

どのようなケースであっても

それが子どものためを思っての”NO”だった

ということもあると思います。

強い子に育ってもらわなきゃ

という願いがあってのNOだったり

危険な目に合わせないようにNOを出した

かもしれません。

でも…

子どもはそんな隠れた思いを察することなんてできませんよね。

言われた言葉や

その時感じた怖さ

悲しい気持ちを

ストレートに感じます。

そしてそれは

私たちの潜在意識に残ります。

私たちが子どもの頃に頼れるのは

自分を育ててくれる人、だけ。

見捨てられてしまったら

生きていけません。

こういったことは本能的に感じているものなので

子どもは

自分の周りを取り囲む小さな世界

つまり家族に

一生懸命適応しようとします。

適応するためには

＜ありのままの自分ではいてはいけない＞

そう感じたわけです。

一生懸命適応しようと頑張った。

ありのままの自分じゃない自分で頑張った。

その時間が長くなって

潜在意識にも

その記憶や感じたことが残って

アダルトチルドレンの気質を持つことに繋がっていくのです。

まとめ

いかがでしたか？

「自分が自分でわからない」

という状態になるのには

ちゃんとワケがある。

このことをわかっていただけたでしょうか？

アダルトチルドレンの気質があると

この

「自分で自分がわからない」

という感覚以外にも

さまざまな感覚をともなって”生きづらさ”を感じやすくなります。

でも

そう感じているのは

あなたが悪いわけではなく

あなたが変だからでもありません。

生きるために

自分が身を置いている世界に

一生懸命適応しようと頑張った結果なんだ

ということを忘れないでくださいね。

そして

いまは

自分で自分がわからないと感じることがあるとしても

これからもっと自分を知っていけばいいのです。

そして自分を取り戻せばいいんです。

自分をもっとよく知って

「私は私でいていいんだ」

そう思えるようになることで

生きづらさを抜け出すことができます。

自分のことを知ろう！

と取り組むと

これまで知らなかった自分の一面も

見えてくるかもしれません。

生きづらさから抜け出すはじめの一歩として

＜もっと自分をよく知る＞ことにも

取り組んでみましょう！

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