”そのまんま”の過去の気持ち
生まれる家が違っていれば…
生まれたところが違ったら…
母が違ったら…
父が違う人だったら…
あの兄弟がいなければ…
こんなこと
考えたことはありますか？
もしも
あなたの答えが「はい」だったら…
その自分の気持ち、
これまでに
受け止めてあげたことはあるでしょうか？
今の自分の状態だったり、
これからを案じる中で
浮かんでくる
たくさんの
”たら”
”れば”
と、そこに紐づいている気持ち、
そのまんまになっていませんか？
あなたの内側に
片付かない気持ちが
残ったままに
なっていないでしょうか？
過去に意識が向くワケ
アダルトチルドレンの気質があると
過去に意識が向きやすくなります。
私たちが
過去のことを考えているとき、
私たちの意識は過去に飛んでいて
実際に生きている
“いまここ”から離れてしまいます。
これでは本当に大切な
いま生きている
“いまここ”の瞬間を生きることが
できません。
これは
とってももったいないことです。
過去の出来事や
その時に感じた気持ちが
そのままになっていると、
そこに意識が向かいやすくなります。
なぜなら
その過去に感じた気持ちが
ちゃんと見てほしくて
あなたが気づいてくれるまで
あなたを呼び続けるからです。
何年も前のことであっても
そのことを思い出し続けてしまうのは
その気持ちがずっとずっと
「ここにまだいるよ～」と
あなたに手を振っているからなんです。
残されたままの気持ち
どんなに努力をしても
どんなにお金を払っても
神様にお願いしても、
残念ながら
実際に起きた過去の出来事を
まるごと変えることはできません。
それに
過去に意識が向いているからといって
その記憶を忘れようとするのも
得策ではありません。
「忘れよう」
「なかったことにしよう」
とすればするほど
記憶も気持ちも
頭から離れなくなってしまうからです。
あなたに気づいてほしくて
向き合ってほしくて
あなたをずっと呼んでいる
そのままになっている気持ち。
その気持ちに
安心してもらう方法は
いまここで、
いまのあなたとして
気持ちに寄り添ってあげることです。
「そこにいるの、わかってたよ」
そう伝えて、
気持ちがあなたの中にいたことを
ちゃんと認めてあげることです。
過去をこれからのチカラに
あぁだったらよかったのに…
こうだったらよかったのに…
と
過去に思いを馳せること。
このこと自体が
悪いことなのではありません。
良くないのは
思いを馳せることによって
今の状況を憂うことに繋がったり
今が苦しくなってしまうことです。
そうなってしまうと
あなたが過去に引っ張られ
記憶の奴隷になってしまうからです。
大事なことは
過去は変えられないけど
今、そして
これからは変えられるということ。
これからを変えるために、
あなたの中に
残ったままの過去の気持ちに
いま寄り添って、
いま改めて感じる。
一回じゃ足りないかもしれません。
そんな時は何回でも。
感じて、
感じて、
感じ切られるように。
そんな風に
感じてあげると
置き去りになっていた気持ちが喜んで
わかってくれたと感じられて、
だんだん
あなたを呼ばなくても大丈夫に
なっていく…
そんな流れが起こります。
いまのあなたとして
過去の気持ちに寄り添って
過去の自分にやさしさをあげることで
あなたの中にある過去を
変えていくことができるのです。
過去の出来事と
その時感じた気持ち。
乗り越えてきたから
いまのあなたがいます。
そんな頑張った自分に
いま改めて
やさしさをあげてくださいね。
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