ヤサシイアシタラボ

ネガティブ感情を感じるのはどんなとき？

あなたはどんな時にネガティブな感情を感じるでしょうか？

「出来ればネガティブな感情は感じたくない」

誰でもそう思うと思うんです。

でも、実はネガティブな感情はあなたの脳があなたの為に出しているSOSのサインです。

つまり、あなたに大切なことを知らせてくれている、ということなんです。

だから、ネガティブ感情を感じたときはそのサインをしっかりと受け取れるようになることがとても大切です。

今回はこのネガティブ感情について一緒に少し詳しく見つめてみることにしましょう。

ネガティブ感情と向き合う

大きく分けると、私たちが感じることには”快”と”不快”の2つがあります。

言うまでもなく、不快を感じたくない私たちは、不快なネガティブ感情を感じることを避けようとしたり、感じているのはわかっているけど感じていないふりをしてしまう、なんていうこともあるかと思います。

ですが、私たちが感じることにはすべて理由があります。

つまり、ネガティブ感情を感じるのにもちゃんと理由があるのです。

お伝えした通り、ネガティブ感情は脳からのSOSのサイン。

せっかくネガティブな感情があなたに大切なことを知らせるためにSOSを出しているにもかかわらず、私たちが不快を感じることを避けることに一生懸命になると、そのサインを受け取ることができなくなってしまいます。

サインを受け取ることができないと、そのサインは送られ続けることになります。

サインを受け取るには、このネガティブ感情と向き合うことが不可欠です。

例えばこんなとき

例えば、あなたがいつもイライラしてしまう、という悩みをもっているしましょう。

イライラを感じているということは、あなたにSOSのサインが出ているということです。

このとき、イライラを感じていないふりをして他のことで気を紛らわそうとしたり、イライラを誰かにぶつけてスッキリしようとしたり、放っておいてしまうとそのサインを受け取ることができません。

そしてイライラと向き合わない限り、そのサインは出されつづけることになります。

そこで必要になるのが、きちんとそのサインを受け取ること、イライラと向きあうことです。

向き合うとはどういうことかというと、

「私がいまイライラしているのはどうしてだろう？」

サインが出ている理由を自分なりに考えてみることです。

それは、

家族や職場の人、友人など誰かへのイライラ？

自分に対してのイライラ？

それとも環境や身の回りのことに対するイライラ？

人それぞれ、様々な理由が頭に浮かんでくるでしょう。

この”自分なりに理由を見つける”ことがとても重要な意味を持ちます。

ネガティブ感情、イライラと向き合わない限り、サインが出ている理由を見つけることはできません。

イライラの理由がわからなければ対処することもできません。

理由がわかってはじめて、感じているイライラに対処するために必要なことがなんなのかがわかるわけです。

ネガティブ感情と向き合うことは一見苦しいことのように思えますが、自分で自分を助けることにつながるんです。

これまであなたがイライラなどのネガティブ感情に感じ続ける時間が長く続いたり、結果的に自分を責めて苦しくなってしまっていたとしたら、あなたに受け取ってもらうことができないサインが長い間出続けてしまっていたのかもしれません。

そして・・・その理由を見つけられるのはあなただけです。

他の人がどんなに頑張ったとしても、あなたのイライラの理由を見つけることはできないのです。

まとめ

どんなことも、なにかを感じるのには必ず理由があります。

だから、ネガティブ感情にもちゃんと感じる理由があります。

その理由があるから、あなたの脳がサインを出して、ネガティブ感情をあなたに感じさせているのです。

あなたの為に出ているサインなんですよ。

そう考えると、どうでしょう？

少しネガティブ感情に対する意識が変わるのではないでしょうか？

ネガティブ感情を感じているとき、同時に自分のことを責めてしまうことが多くあります。

「こんなことくらいでネガティブになるなんて自分は弱い」と自分を責めたり、「どうしてこんなことになってしまったんだろう」とネガティブ感情を感じるに至るまでの自分の行動を悔んだり・・・

でも、サインをしっかり受け取って対処できれば、この自分責めをすることもなくなります。

すると、ネガティブ感情に振り回されなくなるうえに、自分の力で対処することができると自信がついて、自己肯定感の向上にもつながっていきます！

これからは、ネガティブ感情も無視したり、嫌ったりせずに、少しずつ向き合えるようになって、自分で対処できるようになっていきましょう！

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