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ACと承認欲求

アダルトチルドレン・ACの気質を持つ方が生きづらいと感じる理由は様々…

今日はその理由のうちの一つ、”承認欲求が強い”ことについて見ていきます。

承認欲求が強いということは、”認められたいという気持ちが強い”ということです。

なぜそうなるのかというと、

成長過程で承認欲求が十分に満たされなかったからです。

例えて言うなら、

本来であれば子どものころに承認をもらうことによって完成していたはずのパズルが、ピースが足りなくて未完成のままになっている、という状態です。


大人になってからもそれを持ったままでいると「なにかが足りない」「欠けている」と感じるようになり、無意識に最後のピースを探すようになる。

そして、最後のピースは自分は持っていないと思っていて、誰かからもらうことでパズルを完成させようと頑張ることに…

つまり、無意識のうちに承認を求める、という状況になるのです。

このように、ACと承認欲求には切っても切れない関係があります。

承認欲求が強いことが生きづらさの原因になるケースはとても多いです。

また、自分が承認欲求を持っていることに気づいていないこともあります。

その場合、「理由のわからない欠乏感を感じる」そんな感覚を持つことに繋がります。

アダルトチルドレンゆえの悩み、生きづらさを感じているあなたへ。

無意識に承認を求めていると起こることって？

では、無意識のうちに承認を求めているとどんなことが起こるかも見ていきます。

たとえば…

「頑張りすぎてしまう」ということが起こります。

ＡＣの人は、そもそも頑張り屋さんでまじめな方がとても多いです。

基本的に仕事や勉強などにまじめに、一生懸命取り組む方たちが多いです。

そこに無意識に承認を求める傾向が加わることで「もっと頑張らなきゃ」と思うようになります。そして、その気持ちに従って、頑張って仕事や勉強をこなします。

でも、大人になるとなかなか人に褒められる機会はないものですよね。

仕事でも勉強でも、私たちが日頃褒めてもらえることなんてないに等しいと言ってもいいかもしれません。

それに、認めてもらえるかどうかは相手の状況や気分次第でも変わります。

ところが、承認欲求が強いと、なかなか他人からの承認を得られないと「認めてもらうためにはもっともっと頑張らなきゃダメなんだ」と考えてしまい、さらに頑張らざるを得ません。

【頑張っているのに、承認欲求は満たされない】

こんな状態が続くと、頑張りすぎて身体や心が傷ついてしまったり、「どんなに頑張っても、自分が認めてもらうことなんて無理なんだ」と自分への無力感を感じる結果に繋がってしまうのです。

気づかぬうちに、このような流れがあなたに起こっている可能性があります。

一生懸命頑張っているにもかかわらず、生きづらさを感じてしまうという流れです。

承認欲求の悩みを解決するには？

では、この状況を解決するにはどうしたらよいのでしょう？

そのためにはまず、”承認”について詳しく知ることが大切です。

承認には2つの種類があります。

1つは「他者からの承認」、もう1つは「自己承認」です。

小さい頃に両親からもらえなかった承認を他の人からもらって、承認欲求を満たそうとしている場合、求めているのは「他者からの承認」です。

でも、私たちが他の誰かをコントロールすることはできないので、誰かが私たちを承認するかどうかはわかりません。つまり、他社からの承認を得ることはとても難しいことです。

だからこそ、大切にしたいのが「自己承認」。自分で自分を承認すること。

とっておきの方法とは「自分で自分を認める力を高めていく」ことです！

実は、心の底に潜んでいる承認欲求を満たすために一番大切なことは、自分で自分を認めることです。

一見、他者に認めてもらった方がより強く欲求を満たせるように見えますが、そうではありません。

自分で自分を認められるようになることこそ、承認欲求を芯から満たすことに繋がります。

「でも、自分で自分を認められる所なんてない…」

「どんなときに自分を認めたらいいの？」

そんな声も聞こえてきそうです。

自分のどんなところを、どんな時に認めたらいいのか？

それはあなた次第。

どんなことでもOKです。

頑張り屋さんのあなたは恐らく「なにかすごい成果を上げたときじゃないと自分を認めちゃダメ」と考えがちだと思います。でも実はこれから変えていきたいポイントはココなんです。

どんなことも自分を承認する材料にしていきましょう。

普段、日頃から当たり前にやっていることの中から自分で自分を褒められる、認められるポイントがないか探します。どんな些細な、小さなことでも構いません。

・会社でプロジェクトを成功させた

こういった成果を出せたことだけではなく、

・朝、寝坊せずに起きた

・会社に行った

・掃除をした

こんな毎日当たり前にしていることも、あなた次第で自分を認めるための材料にできるんです。

どんな小さなことや当たり前のことだって、あなたが行動したからできたことであるのには違いありません。

そういったすべてのことを見逃さず、大切にします。

少しずつ自分で自分を認めることに慣れていき、どんどん認められるポイントを増やしていきます。

ポイントを増やせば増やすほど、他者からの承認が必要ではなくなって、自分で自分の承認欲求を満たせると知ることができます。

完成していなかったパズルは、少しずつぴったり合う最後のピースをあなたが作るからこそ完成するものだったのです。

まとめ

いかがでしたか？

他者からの承認を得られるかどうかはコントロールできません。

でも、自分で自分を承認するかどうかはコントロールできます。

あなた次第です。

なかなか最初にコツをつかむまでは、自分を認めるポイントを探すのが大変と感じるかもしれません。

これまで自分で自分を認めていなければなおのことです。

やったことがないことなのですから、当たり前です。

でも、「自分で自分を認めよう」

そう決めて毎日を過ごし始めるだけで、あなたの意識が変わります。

意識をし続けていけば、少しずつ自分で自分を認められるポイントを増やしていくことができるようになります。

ぜひ諦めずに取り組んでみてくださいね。

自分で自分を認めるチカラの高め方のコツは、カウンセリングでも詳しくお伝えしている内容です。

自分の力で承認欲求を芯から満たして、生きづらさを解消するためのスキルになります。

ACの克服に欠かせない、あなたにとって必ずプラスになる一生モノのスキルです！

気になる方はぜひカウンセリングにお越しください。

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