生きづらい、と感じて苦しい・・・
毎日何とも言えない辛さがある・・・
どうにかしたい。
でも原因がわからないし、どうしていいかがわからない・・・
こんなふうに感じながら毎日を過ごすのは、とても大変ですし辛いです。
生きづらさを感じながら過ごしていると、「私の性格やコミュニケーション能力が問題なのかも?」「こう感じるのはただの甘えなんじゃないか?」と自分を責める方向に意識が向きやすくなります。
でも、自分を責めることは生きづらさの解消にはつながりません。
いまの生きづらさの原因になっている”思考”に気づいて手放し、楽になれるようシフトしていきましょう!
今回は、手放したい思考その4:執着についてお伝えします。
執着の中でも特に手放したいのは「自分ではコントロールできないことへの執着」です。
その「コントロールできないこと」が、具体的にはどんなことかというと・・・
・他人に関わること
・過去に起きた出来事そのもの
・お天気
です。
・・・確かにそうだな、と思いますよね!
これらのことは、あなたがどんなに時間とエネルギーを使ってお願いしても、祈っても、残念ながらあなたの力で変えられることではありませんね。
コントロールできないことにもやもやしたり、イライラしたり、不安になって振り回されてしまうなんて・・・もったいなさすぎる!と思いませんか?
あなたの大切な時間、そして大切なエネルギーが奪われてしまうことがないように、これからは、もやもやイライラしていることが、”自分でコントロールできることなのか、それともできないことなのか”に振り分けるくせをつけていきましょう!
例えば、こんなとき。
いま、あなたの頭の中はパートナーへのイライラでいっぱい。
「〇〇をしてほしい」「××はしないでほしい」など、何度言っても聞いてくれないからです。
「どうしてあの人は何度言っても変わってくれないの?!」
こう思ったとします。
あなたは「あの人に変わってほしい」と望んでいます。
ここで!
この望みがあなたがコントロールできることなのか、それともできないことなのか?に振り分けます。
先ほど見たように”他人に関わること”は、あなたがコントロールできることではありませんでしたね。
相手が変わるかどうかは相手の自由です。選択権は相手にあります。
「え?!じゃあコントロールできないことだから、諦めるってこと?!」
いえいえ、そうではありません。
”相手を変えること”はできなくても、他にできることがあります。
相手を変えることはできないけれど、自分は変われますよね!
「いまの状態で、私が出来ることはなんだろう?」
自分でコントロールできることがなにかを探すことにフォーカスしてみましょう!
例えば・・・
「いつもイライラして怒ってしまうけど、言い方を変えてみたらどうだろう?」
「あの人なりになにか言いたいことがあるのかも?話を聞いてみようかな?」
などです。
”自分がコントロールできること”にフォーカスすると、考えをがらりと変えられます。
この時点で、イライラ、ムカムカはずーーーっと減っているはずです。
「相手を変える」というコントロールできないことへの執着を手放したからです。
もう一つの例”過去に起きた出来事”についてはどうでしょう?
「あの時、失敗していなければこうならなかったのに・・・」
「あの時、どうしてAじゃなくてBを選択しなかったんだろう・・・」
コントロールできないこと、過去の失敗や出来事そのもの頭を悩ませている状態です。
このままではなにも変わらないうえに、自分で自分を苦しめてしまうだけです。
ここで、振り分けの出番です!
過去の出来事そのものは自分でコントロールできないこと、に振り分けられますね。
次にやることは、いまの状態で自分でコントロールできることがなにかを探すことでしたね!
過去の出来事そのものは変えられなくても、「捉え方」を変えることならいつでもできます。
こんな質問を自分に投げかけてみると、捉え方を変えるきっかけになります。
「あの時、失敗したからこそ得られたものはないか?」
「AではなくBを選択したからこそ得られたものはなかったか?」
どんな小さなことでも大丈夫です。
なにか得られたことがあったばず。過去の出来事を違う角度から見つめ直してみましょう。
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「そういえば、あの時失敗してしたからこそ事前の準備の大切さがわかった」
「あの時Bを選んだことで、今仲良くしているAさんに出会えたんだった!」
これまではただの失敗としか捉えていなかった出来事ですが、捉え方を変えたことで、失敗したからこそ得られたことがあった!ことに気づけました。
過去の出来事を財産にするか、負の遺産にするかはあなたがコントロールできることなのです!
もやもや、イライラ、不安になることがあったら・・・
自分でコントロールできることか、それともできないことなのかで振り分ける。
それがコントロールできないことだとわかったら、いまの状態で自分でコントロールできることがないかを探してみる。
あなたの貴重な時間とエネルギーをコントロールできることにフォーカスする癖をつけましょう!
日頃のちょっとしたもやもやも、コントロールできるかできないかの振り分け練習の材料にするといいですね。
練習をしてくせをつけることで、他のイライラや不安にも対処できる準備が整っていきますよ。
言われていることはわかるけど、ひとりで練習するのはなかなか難しいと感じる方は、カウンセラーによるサポートを受けてみませんか?
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