【アダルトチルドレン】タイプ⑤ケアテイカー

アダルトチルドレン・ACとは?

”子供の頃に、親との関係ので何らかの傷やトラウマを負ったことが原因となって、大人になってからも悩みや生きづらさを抱えている人”のことを指す言葉です。

ACは病気ではなく一つの気質です。

「日本人の約8割がACの気質を持っている可能性がある」とも言われています。

ACの5つのタイプ

ヒーロー

スケープゴート

ロストワン

ピエロ

ケアテイカー

ACにはこれらの5つのタイプがあると言われています。

今回はケアテイカーについて見ていきます。

ケアテイカーは、5つのタイプの中で最も日本人に多いタイプと言われています。

ケアテイカータイプの特徴

・子供のころから、弱い親を支えたり、下の兄弟姉妹の面倒を見てきたタイプ

・思いやりがあって、まわりの変化やネガティブな雰囲気によく気が付く

・困っている人を放っておけず、人のお世話をしたり、役に立つことで自分に価値を感じられる

・「私がいないとあの人はダメになるから」と考えて、依存症体質の相手のお世話をしてしまいがち

・知らず知らずに相手が依存症から抜け出せなくなる”共依存状態”を作ってしまうことも

・自分が辛くても常に他人を優先してしまうので、問題を一人で抱え込んでしまいがちに

ACのケアテイカータイプの人は、誰かのお世話をすること、役に立つことに存在意義を感じます

自分よりも他者のケアをすることに心も身体も時間も注ぎます。

”かゆいところに手が届く”ようなケアができる人、と言ってもいいかもしれません。

誰かのケアをしていないと、自分に価値を感じることができません。

誰にも必要とされていない自分は価値がない、と考えてしまうからです。

ケアテイカーが生まれる理由は、これまで子どもの頃から自分が周りのお世話をしなければならない環境に身を置いていたからであることがほとんどです。

家庭になんらかの事情があって、実際に親の面倒を見なければいけなかったというケース(いわゆる”ヤングケアラー”になる必要があったというケース)や、そうでなくても本来”両親の役割”とされることを子どもがしなければならなかった、というケースもあります。

「えらいね」

「いい子だね」

誰かのお世話をしたことで、こんな風に褒められることもあったでしょう。

もちろん、褒められるとうれしいですよね。

それに、家族に感謝されたり、必要とされることで喜びも感じられたでしょうね。

この成功体験が”誰かのケアをする➡自分に価値を感じられる”ようになる原点です。

また、誰かに必要とされることで、家庭での自分の居場所を確保していたのです。

お世話が必要な人を見つけると放っておけないので、恋愛でも相手のお世話をすることになりがちです。

「私がいないとこの人はダメになってしまう」

甲斐甲斐しく相手をお世話している自分に価値を感じられます。

そんなあなたを相手も必要とします。

すると、お互いに依存しあう、共依存という関係性になってしまうこともあり得ます。

誰かの役に立って、喜びを感じるのはとても素敵なことです。

でも、ケアテイカーさんは自分のことはぜんぶ後回しにしてでも人に尽くしてしまいます。

自分のことを大切にすることが苦手です。

人に頼ることも苦手です。

誰かに頼る、ということは”自分が誰かのお世話になる”ということですね。

”誰かのお世話をしているからこそ自分には価値がある”という想いを持っているわけなので、そうなるのも無理はないですよね。

社会に出てからも、そして家庭を持ってからも、誰かの役に立とうと一生懸命です。

いろいろなことを引き受けて、一人で抱え込んでしまった結果、自分だけが損をしているような気持ちになったり、力を尽くしていたにもかかわらず苦しい状況に立たされてしまうこともあります。

ケアテイカータイプが抱えている想い

「誰かの役に立っていない自分には価値がない」

誰かをケアすること、尽くすことで初めて自分に価値を感じられます

頼まれたわけではなくても、相手をお世話します。

お世話をする理由は、もちろん相手を思う気持ちもあるけれど、実は自分の為であったりします。

「役に立てなければ、自分には居場所がない」

家庭でなんらかの形で家族のお世話をすると、家族に必要とされます。

必要とされることが、自分の居場所を確保することに繋がっていました

その経験があるので、自分が役に立てている場所に身を置くことで安心できます。

逆に、役に立っていると実感できないと、不安を抱いてしまいます。

「自分の弱みを見せることは許されない」

”役に立たなければいけない”という想いが強いので、自分の弱みを見せることができません

人を優先することが当たり前になっているので、自分のことは置き去りです。

弱みはもちろん、本当の気持ちを打ち明けることができない状態が続くので、心の中は孤独感でいっぱいで、ストレスを抱えたままになりがちです。

これからを”本当のあなた”で生きていくために

「私、ケアテイカータイプのACかもしれない・・・」

そう感じた方に伝えたいことは、今あなたがこのような気質を持っている理由は”あなたが悪いから”ではないということです。

あなたがケアテイカータイプの気質を持つことになったのには理由があって、あなたは自分の経験を踏まえてこれまで一生懸命生きてきたのです。

結果として、いまは”本当のあなた”がACの気質の陰に隠れている状態です。

あなたが、これからを”本当のあなた”で生きていくために、

・たとえ人の役に立っていない時でも、あなたには十分に価値があることを知りましょう。

・お世話をする人がいなくても、あなたが居たいと思う場所があなたの居場所なんだと知りましょう。

・周りよりもまずは自分を優先して大切にする練習をしましょう。

・周りの人たちと自分の間に”適切な心の距離感”を保てるようになりましょう。

・自分の”本当の気持ち”を表現することは、あなたの価値を下げるのではなく、あなたがもっと幸せになることに繋がります。

そして・・・

自分をもっと好きになる「私は私でいいんだ」と心から思えるようになりましょう。

あなたが1つずつこれらのことに気づいて受け入れ、自分で自分を認められるようになると、これまで経験があなたの財産になります。

これまでいつも周りの人たちのために、なにをしてあげられるだろう?と自分のことは忘れて行動してきましたよね。時には「これをやれば役に立ったと思ってもらえる」「これをしたら感謝してもらえる」と思って一生懸命頑張ったのに、相手に感謝の一言ももらえない・・・そんなこともあったかもしれません。

その人は、あなたの素晴らしい、行き届いたお世話に慣れてしまったんですよね。

あなたは、これまでの時間でもう十分周りの為に尽くしてきました。

だから、ここから先はあなた自身を優先していい時間です。

「誰かのお世話をしていなくても、役に立っていなくてもみんなのご機嫌を取らなくても、私は私でいていい」自分自身を大切にすることで相手とあなた、二人ともが幸せになっていけることを知って、少しずつ、自分を優先できるあなたになりましょう。

その先には、誰かに依存するのではなく、お互いを支えあうバランスの取れた人間関係の中でさらに心穏やかに過ごせる日々が待っているはずです。

これからを”本当のあなた”で生きていくために

自分はケアテイカータイプかもしれない、と気づいているということは、自分を客観的に見る目が養われている証拠です。自分を客観的に見る目は、人が変わるために欠かせないエッセンスです。

もし、いまの生きづらさを解消したい、少しでも楽になりたいと思っているのなら、次はそのための行動を起せるかどうかが人生の分かれ道です。

これまでの自分を恥じる必要はありません。

これから、今持っている気質を強みに変えていくために、これからを”本当のあなた”で生きていくために、カウンセリングを体験してみませんか?

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